言綺 氷露

 先ず最初に言っておきたいのは、私は確かにレビューイベントに参加し、それでここにレビューさせて頂くのですが、そのイベントが無くとも、私は確実にレビューしていたということと、そして私が純粋に両性類さんのファンだということです。  だから、というわけでは無いですが、要望なさっていた辛口のレビューにはなりそうもないということを先に申し上げておきます。  初めに、ただ面白かったです。いや、色々な意味で。  地の文も秀逸で、更にユーモアのセンスも抜群です。  真面目な文体でバカな事をやるからあんなにも面白いんでしょうね。キャラクターが生き生きとしていて、やり取りも非常に面白い。こういうの、私がやっても寒くなっちゃうんですけど……  発想も独特、いや、奇抜ですか。勿論良い意味で。女子高生パンティーて。いや、途中でパンティーと探偵が掛かっていた事に気付いた時には声を出して笑ってしまいましたよ。  秋のパンツ演説には納得してしまう自分がいましたね。私も大概変態です。  ギャグだけじゃなく、シリアスになるような雰囲気も最後には垣間見せて……これからも飽きがこずに楽しめるのかとワクワクしますね。  辛口にはならずとも、なんとかお役に立つために強いて気になった点を挙げるならばトリック部分でしょうか。  偶発的な事件ですので、複雑な仕掛けなどが出来ないのでしょうが、あれだと途中で真相に気付いてしまう読者が少なからずいると思います。  解決編で衝撃を与えたいなら、もっと情報を伏せた方が良いかと……そんなつもりは最初から無かったのかも知れませんが。  しかし素晴らしい作品です。これからも楽しみにしています。  折角ですので私の作品の話もさせて頂きますが、終章が本編のような変な作品なんですよ。ですので、完結しましたら改めてレビューをお願いしに参ります。そのときはお願いしますm(_ _)m

この投稿に対するコメントはありません