金子@里見拓

童話イベントから来ました^ ^ (ここから先にはラストシーンの本文引用などのネタバレがあります。短編作品ですので、未読の方はぜひ、本編をお読みになってから、このレビューを覗いてください^ ^ ↓ ↓ ↓ 本作は、童話というジャンルであることを考えると、かなり読みごたえのある大人向きの文章で語られていると感じました^ ^ 個人的に、読みながら興味を持ったのは二人の警官キャラクターです。 アンドロイドが存在する世界観が語られ、 容姿の優れた警官と、逞しい警官という描写が出てきたとき…… 私はもう、『彼らは人間ではなくアンドロイドなのではないか?』 という疑問から離れられなくなりました。 そして進む物語……。 女アンドロイドに与えられたプログラム。 このあたりを読んでからは、 二人の警官は、『〝自由〟を与えるプログラム』によって、すでに誰かから自由を与えられた『アンドロイドだった人間』なのではないか? などと妄想し……笑 ところがラストシーンで、下記のようにあります。 『美しい警官の鞄には、何軒ものお店を回って選んだ、最愛の子供へのプレゼントが入っていました』 むむむ…… 『最愛の人』ではなく『最愛の子供』…… ということは…… ①警官は子供を作れた=警官は元から人間 ②警官は子供を作れた=警官は元アンドロイドだが子供をつくれるようになった ③警官は子供を作れた=警官は元アンドロイドで子供は作れず、実は彼の子供は、最愛の子供という役目の、子供型アンドロイド などと、色々楽しく妄想を繰り広げました^ ^ しかし、 警官がもともと人間であろうがなかろうが、 『人間でいたいなら』 という最後の言葉にもあるように、 『人間であり続けるためにはどうしたらいいか』 ということを考えるのが、この作品の醍醐味かなと思いました。 ──── そんなこと全然考えてもいなかった! という、著者さまの声が聞こえるようですが笑 楽しく読ませていただきました。 ありがとうございましたー!
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そうですね、警官について考察されるとは完全に予想外でしたw 僕、どんだけ疑われてんのん?w あと、童話にしては読み応えがあるとのことで……そうですねー、いくら大人向けとはいえ、少し固すぎたかな、と自分でも思いました。一方で説明不足過ぎて分からない部分があるとの指摘もいただきましたので、加筆修正する予定です。 レビュー、ありがとうございました!
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お返事ありがとうございます! 実は、 『童話にしては読み応えがある』という表現の仕方は、このように書いていいものか? すっごく迷いました(>_<) なにしろ、 『じゃあこれが童話ジャンルじゃなかったら読み応えがないわけ?』という取り方もできるじゃないですか(´Д` ) その部分についても結構考えたんですけど……、 こんなこと書くと失礼になるような気もするんですが、やっぱりこれが童話ジャンルじゃなかったとしたら、読み応えがある文章ではないかなと感じます。 (ストーリーは関係なしに、文体とか文章だけの話です) で、じゃあ読み応えって何なの? と考えたのですが。 この場合の

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