なんとも醜く浅はかな黒と高尚な澄んだ黒。 こういう時、どうしても女が醜い方がしっくりくるのは何故でしょう。 でも同時に、醜い方に人の情を感じてしまう。 愚かでも彼女はきっと正直なのだろうと感じてしまいました。 身勝手で高慢、そのくせたった一度の一瞬をこんなにも引きずって……いいえ、大事に仕舞ってきた。だからこそ最後の淋しさの上塗りは強烈な痛さをこちらにも感じさせる。 一方彼は、昔も今も達観した感性を持っていた。最初から敵うはずもない。 事件性よりも二人の在り方に思いを馳せた秀作でした。 タッくんのレビューからふらふらとやってきましたが、やはりlimeさん!と唸りました(*^。^*)
1件・1件
りおんさん~、「モラトリアム・ノアール」を読んでくださって、素敵なレビューまで! ほんとうにありがとうございます>< (タッくんさんが連れて来てくれた~~(*´ω`)♪) どちらも真っ黒ですよね~。 (いい人ばかりの作品を書くことはあっても、その逆は無かったからなんか楽しかったです (*'‐'*) でも同じ黒でもその質は違って。 そうそう、犯罪者なのは由貴哉なのに、醜いと思ってしまうのは森下(女)の方で。 りおんさんの感想に思わず、うんうんと頷く作者。 この森下の愚かな部分・弱い部分、すごく的確に言い表してくださって感激です。 最初から最後まで敵う相手じゃなかったのにねえ

/1ページ

1件