真っ黒猫

パッと見ただの王道ファンタジーなので食指が動かなかったが、読んでみたら続編まで一気読みでした。 どうやら相当前から(6年くらい?)続いてるらしい。すごい。 (序盤で“なんだ、世界最強はやる気云々のパクリか”とか思いましたがこっちが先発でしたスミマセン) 続編に至るまでキャラクターがしっかり書かれているのが良いです。 魔法や魔方陣もルールに基づいて使用されている描写が、細かく考えてあるなーと感心します。 恋愛描写も、抑えすぎず行きすぎずちょうど良い。 親をあっさり許しすぎなど、一見不自然かなと思われる描写も、続編で回収するあたり上手です。 難があるとしたら、主人公が長身で童顔で女顔なこと。すんごい想像が難しい…せめて平均身長が良かった… 書きはじめが恐らく高校生の頃らしく、最初は粗があり表現や構成が今一つかなと思いましたが、続編になるに従いずいぶん上手になっているという印象です。 今の作者なら最初の設定をもう少し捻るだろうな~と勝手に思ってみたり(笑)
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