あおい 千隼

レビュー失礼致します。 (応援) 主人公の青年は、大切な彼女と馴れ合いすぎる故の怠慢で、いつも気の無い返事で疎通を欠いてしまいます。 対する彼女の方は、いつも主人公を試すような言葉を投げかけ、愛情の深さを汲み取ろうと致します。 主人公の一人称は、始終として弛緩気味を保ちつつ、ですがそれこそ、この作品の魅力でもございます。 中盤に差し掛かりますと、今度はふたりの恋慕を試されるアクションが用意されております。 一貫として、可愛らしいカップルだなあと、拝読していて感じました。 危機的状況にもかかわらず、それでも貫く主人公の弛緩的思考。 思わず称賛したい程の、ナイス個性でございます。 後日譚として、ふんわりとした、恋人の甘美が用意されておりました。 クリスマスケーキのように白くて甘い、作者様の恋のお話をどうぞ召し上がれ―― 愛らしく、素敵なお話でした。 有り難うございました。
2件

この投稿に対するコメントはありません