清瀬 美月

だいたい21時頃でしょうか。 大きなオリオンが、我が家のベランダの真正面にやってくるんです。 まさに大腕を振るうオリオン。 ここ最近ずっと、それをボーッと眺めるのが私の日課となっていました。 対であるからこその安心感、心強さと、対であるがゆえの、寂しさ、喪失感。 カストルもポルックスもお互いに、どちらかが一人残されることは怖くて悲しいことだったのではないでしょうか。 だけれども、昨日と今日が同じだったとしても、明日と今日は違うかもしれない。 そう思うと、オリオンの背中も、また明日ね、と送り出せるような気がして。 他人にとって何も変わらずとも、大切なことは自分自身なのでしょうね。 心がすーっと癒されていくようでした。 詠波さん『女詩会』に参加してくださりありがとうございました。 待っていましたよーっ!! 詠波さんの作品が読めて、本当に本当に嬉しいです!! あとがきまで含めて、素敵な世界観に浸らせていただきました。 来年もまた詠波さんにとって素敵な年でありますように。 心からの感謝を込めて。 清瀬美月。
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