初めまして。 僭越ながらレビューさせて頂きます。 謎を含む冒頭から物語に引き込まれ、じわじわと襲い掛かって来る感情の波をリアルに感じました。 一つ、また一つと、我慢を重ねて行く姿に胸が締め付けられます。 そう感じるのは、作者様の描写が上手いからこそでしょう。 明かりも無い部屋で無機質に鳴り続ける携帯。後半部分でうけた印象は、すでに重く苦しい音となっていました。だからこそ、最初の重い描写と繋がり、思わずなるほどと口に出ていました。 テンポよく淡々と語られる中に、読者を惹きつける構成もされてますね。 楽しませて頂きました。 リアルな感情を味わいたい方にオススメです!
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