あおい 千隼

レビュー失礼致します。 学生時の想い出に輝くひとりの青年。 主人公はひとの妻という立場でありながら、想い出の彼と密通を謀ろうとし――― というような流れですが…… 始終テンションMAXの二条節が、余すことなく炸裂しております。 気づけば最後のページまで読了致しておりました。 ことある毎に登場する主人公の祖母。 彼女の死を悼みながら、ですが長寿家系故に現今まだ長命記録更新中。 祖母を憐憫に思いながらも、ストーリーは主人公の忠実なる欲を満たすが如く進みます。 主人公の善き理解人でもある夫は、とても優しい温厚篤実なかたです。 夫の許しを得た主人公は、憧れの君へ逢いに、いざ夜の街に乗り出しました。 想い出というのは、思い返すからこそ尚も色鮮やかで美しい…… このお話は、ある種の教訓にも似た感慨を、読了後に胸裡へと抱かされます。 少年は青年へ、青年は…… 主人公の懐旧の念はしかし、フェードアウトしてゆくのでした。 『ごめんなさい』 最後のページ描写は、とても可愛らしくまとめられております。 イケナイことをコミカルに、また愛らしく表現する二条さんの手腕が光る、素敵なお話でした。 有り難うございました。
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千隼!千隼!千隼! いつもいつもありがとう・゜・(つД`)・゜・ 本当に本当に本当にありがとう! 言葉にならない。 いつも励まされてます!
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おもしろかったよ~♪

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