ご無沙汰しております! 冒頭からグイグイ引き込まれました! 丘の上で一人、体中を掻きむしる男性。 その様子が淡々と描かれる一方で物語の要所要所にインサートされる『ボリボリ』という擬音が実に効果的で不気味さを煽り、更に引き付けられます。 私は最初「ははーん。妄想コンテストのテーマが『感染』。そして、この作者様のこれまでの作風を考えると…これはきっと突然変異の新種ウイルスか宇宙から飛来した未知のウイルス。あるいは軍事研究所から漏れた細菌兵器だな」と、いつもの悪い癖で先読みしてしまいましたが、 な、何と!白癬菌とは! その菌は私達のごく身近に存在する菌。 しかし、拡散のし方によってはパンデミックを引き起こす場合も有るのかも…まさに戦慄です汗 物語の中盤に描かれている一週間の出来事の描写が実にリアルで臨場感が有りますね。 そして!ラストで大驚愕のオチへと繋がり、ただただ唖然茫然でした汗 ショートショートの醍醐味を十二分に味わえる本当に優れた作品だと思います! ありがとうございました!
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レビューありがとうございます。 細菌兵器も怖いですけど、普通に存在する白癬菌の方が恐怖感が大きいと思い、突然変異の白癬菌にしました。 m(_ _)m

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