藤白 圭

桃色の霞がかった世界観に、読んでいるこちらまでもが、どこか息苦しく、眩暈がするような気がしました。 彼女が心の奥深くに秘めていた「心」 それは、思いもよらない結末へと進んでいく。 真実の愛に出会ったと思っていたのに、引き離され、その後、目の当たりにした「事実」は主人公だけでなく、読んでいるこちらまでもが眩暈を引き起こすほど残酷なもの。 思春期の不安定な時期に、一度、「虚無」を味わい、更に追い討ちをかけるような仕打ちに、カウンセラーである颯太でなくとも、心を痛める。 心に寄り添い、無理なく「女性」の心の奥深くにあるトラウマを掬い出し、そして、彼女自身で前に進むようにと促す彼のカウンセリングは特殊ではあり、時折、二人の間に「愛」が芽生えるのではとそのカウンセリングの危うさと色っぽさにドキリとさせられますが、そこはやはり、クライアントとカウンセラー。 どこかで一線引いた関係のギリギリラインでの攻防(?)も見どころでした。 そして、あんなにも奥深くに押し込めていた気持ちを吐き出し、「やはり〇〇しか愛せない」と、苦しみでしかない筈の想いを告げた主人公が、どこか清々しく感じたのは、自分だけでないはず。 きっと、彼女は強くなる。 そんな気がしました。 とても興味深く面白いお話。 ありがとうございました。
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快紗瑠さま☆ 心がふるえ鳥肌を起こす、素晴らしいレビューに感謝いたします。 お伝えしたかった内容をすべて読み取っていただけたと確信するレビュー。 何度も読み返し何度も涙しました。 書いていてこれほど、眩暈や吐き気がした事はありません。なのに書くのはやはりアレだからでしょう。 その眩暈や息苦しさを感じていただけたのなら冥利です。登場人物の動きよりも、その心の中や空気感を大切にしています。 そして、桃色。 快紗瑠さまのCOLORを読んだ時に、いつか色をテーマにしたものを書きたいなと思っていましたが、やっと。 あの時、ストーリーの進行の中で目の前にある空気が色を変えたのは、今でも衝撃でした
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ゆえさん。 こんにちは。 COLORを読んで色に纏わる話が書きたくなったと言ってくださり、本当にありがとうございます。 自分の作品の色は原色。 ゆえさんの色は淡く優しい色合いの中にどこか強い色を感じさせる感覚で素敵だなぁと思いました。 これも、ゆえさんの感性のなせる技。 凄いと思います。 これからも応援してます!
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