(応援) この物語は、男の天使が片方の羽を失くして困っているのに、それを見て見ぬふりをして立ち去ろうとする青年との、コミカルなやりとりから始まります。冒頭は目いっぱい笑わせてくれます。 なぜ天使の羽が半分になってしまったのか、その理由が明らかになると・・・ここでもボケとツッコミの応酬です。 しかし。ここで、本当の理由が明らかになった時、読者は笑ってはいけないことに気づかされます。 ラストシーン。 そしてカタルシスとでもいうのでしょうか。ふっと、全身の力が抜けていくのを感じました。 とても秀逸な作品であります。 男の天使と思いきや、女性へと。10コのありがとうで話が終わるのではなく、なぜありがとうなのか、その理由が明らかになる時、嗚呼、これは!と思いました。 ショートストーリーなのに、葛藤の切り替えが自然で異和感がなく、ぐいぐい引き込まれました。 「半分」のお題、こうやって書くのか、勉強になりました。 麻生さん、最近の作風が変わったように思われます。 登場人物に光と陰があって、立体的に見えるのです。 かなり勉強していますね。 何かあったのですか。
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阿賀野様~♪ レビュー、ありがとうございます♪ 作風、変わりましたかね???地が出始めたのかも? 勉強はかなり前にしたきりで……。 『半分』ネタは、思いつかないなあ、と思っていたのに、書き始めたら意外とイケました♪
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「翼を失くした」 面白いですよ!前半はコミカルに笑わせて、後半はしんみり、ハッピーに展開。麻生さんはコミカルな描写もうまいですね。 この作品は、繰り返して読みたくなります。 入賞するといいですね。心からエールを送ります!!!!
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