こんにちは。私の経験した話しを聞いてくれますか? 多分9才頃のことです。私の田舎は坂道の村で、旧なんとか街道と言われていました。しかし地元で日々生活するものにとって道幅狭く坂だらけ…難儀したことです。山筋の底のような村では何が起きても不思議のない,好奇心いっぱいの子供には格好の遊び場となっていました。あぁ…話しが逸れてしまいましたね。秋も深まり日暮れの早まる頃のこと…お駄賃欲しさに父親のタバコを買いに坂道を下っていきます。あいにく冷たい雨もポツポツ降り出しさみしい気に灯った街灯と夕暮に吹く風が坂下から吹きあげてきます。私は大人の傘を吹き飛ばされないように頭から抑えるように坂道を下っていきました
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モモンガ