世つめぐ

泣きました。 主人公と同じように、ヒロインに感情移入していました。 私にとって、この作品は、石ころがキーワードでした。 印象的なシーンで、登場する石ころが、 時にころころ、時にぐらり、時にガラスを破るように、私の心の中で揺れました。 古典的な展開とSF世界の妙、会話のテンポ、絶妙でした。 でも何より素晴らしかったのは、カメラワークの巧みさです。 主人公の目線でつむがれるやさしく、可笑しい世界が、 とてもよかったです。 蛇足ですが、蜂矢が実はいいヤツキャラ、を最後まで信じていた私です。笑 読後の幸福感に、深くお礼申し上げます。
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