樹乃 ななせ

静かに始まり、そして静かに終わる物語です。 とはいえ、登場人物の心は熱く、情熱的で、純粋な心に胸を打たれるものがあります。 時代が違えど、誰かを想うことは変わらずあると思います。友情であれ、愛であれ、誰かを尊敬して、そばにいたいと純粋に思う心が見える作品です。 真っ直ぐな感情だからこそ時にやるせない障害が現れたりするもので、全てにおいてハッピーエンドなんてありえない。それでも、ほんの僅かな光を希望として捉えるなら、彼女は振り向かずに進んでいくのでしょう。 誰かを想う犠牲心、いや、贖罪なのか。 想えば想うほどに、胸を切りつけられるような痛みが走ります。 愛とは、友情とは、家族とは、学友とは、想いとは……。様々なことを考え、想いの世界に旅立てる作品だと思います。
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なんと……、素敵すぎるレビューに釘付けになってしまいました。 何より、お忙しいのにお時間さいて下さりありがとうございますm(__)m ええ、主人公は行動するけれども、とても静かに終わる、けれど確かに、悲しいだけではない何かが、強く一歩を踏み出す。 そんな読後感をめざしました。  それで 繰り返しの雨宿り と共鳴するものを感じ、お声をかけたしだいです。 こんなにもたくさんのあたたかいお言葉を下さり、嬉しく思います。 ありがとうございますm(__)m

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