ことは りこ

うわー。 これはなかなか大人な掌編ですね。 夢物語っぽくなくて現実味があって。 イネさんの境遇が読む側からしたら辛いしせつないんだけど、イネさんだっていつまでも亡き夫のことを引きずって生きたくはないだろうし。 (でも義理の両親に可愛がられてはいても、他に身寄りがなくて帰るところがないという設定がせつなかったけど) 今、生きているこの場所で、これからも生きていかなくてはならない…… だったら少しでも幸せだと感じる生き方がしたい。 イネさんはそう思ったのかな。 亡き夫に操を誓わないイネさんの強さというか、潔さというか、したたか(強か)さというのか。 だけど憎めないんですよね。 でもね、徳次さんを受け入れたのはやっぱり寂しさもあったからとも思うの。 愛されたい、というやつが。 複雑な女心。 でも女はきっとそういう説明し難い感情を皆んな持ってる(と私は思う) 読めば読むほど深い作品です。 男性の感想が聞いてみたくなりました。 (^^)
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レビュー、ありがとう(*>_<*)ノ そうだね。イネは今を生きなきゃいけない。でも、昔は女が一人で生きるって、大変だったと思う。 亡き夫をどう思っているかで、弟の徳次への見方も変わるよね。 この時点ではそういう感情はない。 だけど、女だったら、誰かに必要とされたい、愛されたいという気持ちは少なくとも抱いているものだと、私も思います。 男性はどう思うかは私も気になるな。
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