守賀透

【レビュー】 自動車の整備工である後藤紅太には、薬指の付け根をさする癖がある。 かつては指輪のあった……その場所を。 【感想】 ふだんは水面下に隠れている、どうしても消えない想い。 それがふいにこみ上げてくる瞬間を、作者さまの独特な視点で切り取っています。 主人公の日常生活をしっかりと描いたことが、ラスト二行に輝きを与えています。
2件

この投稿に対するコメントはありません