色部耀

登場人物たちがイキイキと物語を編んでいる素敵な作品。 連作短編にしても良いのでは? と思うほどに完成されたヒーロー&ヒロイン。 葉月さんのお家芸でしょうか。序盤に良い印象を持たせたキャラが本当は悪者だったという展開。王道ですが、王道だからこその引き込まれるストーリーでした。素敵。 今後、ひじり茶に訪れる妖怪変化達は一体どんな悩みを持ってくるのかと楽しみに思います。また機会と時間があれば彼ら彼女らの物語を読んでみたいですね。
1件・2件
追記。 自分なら巳六のウツシヨヘグイは「人を喰ったこと」にして、黄泉に返す際に「ひじり茶で出したティーがヨモツヘグイだった」って設定でオチを付けただろうなーと邪道な展開をしていただろうと思いますwww
ある朝、葉月彼乃が目覚めてスマホを見たとき、自分がベッドの上でものすごい幸せ者になっているのに気づいた(もはや元ネタの原形がない)。 そんな気分です。三作品一気にレビューしていただけるなんて! 最近「ヨモツヘグイ」という語を知り、オズボーンのチェックリストから「逆」にしてみたらこんな作品できました。私もいつか短編連作にしてみたいと思っている作品です(でもヨモツヘグイの他にセンセーショナルな和風用語が思いつかない)。 序盤によかったキャラが実は悪役。「本の貢物と才女の遺言」とデジャヴしてしまいましたでしょうか?どんでん返しを狙うとこうなっちゃうんですよね。 私も時間ができたらぜひとも連載物にし

/1ページ

2件