世つめぐ

この小説は、読み手が男性か女性かによって、 感想が思いっきり、変わる小説だと思います。 小説としての完成度、構成や文章、キャラクターにそれほど欠点は感じません。 破綻なく、よく出来ている。まとまっている。 読ませる物語は、きちんとあります。 男性なら、主人公の心の機微も共感できるかもしれません。 しかし、女性がこの小説を読んだ時、どう思うかと考えると、 「おいおいおい、若い女と浮気して何言ってんだ、お前、 ざけんなよ」だけじゃなく、いろいろ、 「この人、絶対私の気持ち、わかってくれてない。 いや、絶対、一生わからないと思う」 になると思います。 作者さんは、一度、女性になったつもりで、この作品を読んでみてください。 男と女はすれ違う。 だからこそのエンタメにしてほしかったです。 これは、「男は、自分の世界を独走する」になっているんです。 不妊をめぐる男女の話は、10年以上前に石田衣良さんが書いています。 良作です。 そこから、10年経った今の時代感や感性が、あなたの文学として結実してほしいです。 すまん、レビューが厳しくて!!
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レビュー、ありがとうございます。 返す言葉がありません。 扱うテーマの深刻さに対して、作者の未熟さ、見つめる視線の狭さが如実に浮き彫りになった結果だと思います。 真摯に受け止めます。
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ごめんなー。 メールで伝えようかとも迷ったけど、 逆に、レビューで読んでくれる男性読者もいると思ったから、 こっちに入れることにしたよ。 不妊は、繊細なテーマだから、難しいよね。 頑張れ!
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