豆子

猫の気持ち 完結おめでとうございます! 最後まで読み終え「ああ、だからかぁ」に浸りました。最初感じていたんです。女にモテモテのイケメン君が冷凍庫に閉じ込められたからって同性にキスしたり、股間をまさぐったりするかな?と。突然すぎる展開についていけないというか。のぶちゃんと同じように「え?え?」と目を白黒させていました。 のぶちゃんが助けてくれたから好きになった。という言葉も、ほんとなのかな?と。もしかして、からかってるだけなのか?と思いつつ、口説きモードを緩めないのぞみにいつの間にか警戒が緩んでいきました。 出だしはおちゃらけた軽い感じだったけど、のぶちゃんを好きなのは本当みたいだ。 のぶちゃんの気持ちが傾いていく頃には最初の違和感も忘れてました。ただのぞみが優しくて溺愛しているサマに安心を感じていました。 そして最後に教えてもらえたのぞみの気持ち。 のぞみが最初、死ぬかもしれないという事実を飄々と受け止めていたのも、好きな子と一緒ならいいや。という気持ちだったのかもしれませんね。それくらい人と距離を置き、刹那的に生きてきたのかなと。 そして目が覚めたらのぶちゃんが防寒服を脱ぎ、寄り添ってくれてた。その時ののぞみの気持ちを考えると泣けちゃいます。のぞみの柔らかで傷つきやすい部分をのぶちゃん手のひらで掬いそっと包んでくれたように思えました。 のぞみの気持ちを知った上で読み返すとまた違ったお話として楽しめる。猫の気持ち、二度美味しい。しかもほのぼのなのに、最後はキュンとさせる。思い返すと泣けちゃう。 たろまろ様の世界は奥が深くて本当に好きです。 素敵な物語をありがとうございました!
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新年明けましておめでとうございます(∩´∀`)∩ワーイ そして豆子さん素敵なレビューをありがとうございます! 楽しんでもらえて嬉しいよおおお(´Д⊂ 「のぞみが最初、死ぬかもしれないという事実を飄々と受け止めていたのも、好きな子と一緒ならいいや。という気持ちだったのかもしれませんね。」 うんうん。のぞみは自分を大事にしてませんでした。思春期の頃の経験から「諦める」ことを知ってしまった。本気で誰かを愛することも、愛されることも自分には関係無い。馬鹿らしい。と思うようになってしまった。愛情溢れる表情や仕草、行為を目撃しても直ぐには警戒は解けない。自分を愛してくれる誰かを本当は欲しているのに、
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