ネギモバ

三人称の序盤は心の描写の際、()で描かれていたものが、その後自然に心情描写され、勉強されてます。途中から腕が上がったと感じました。 横書きせざるを得ないスマホ小説、中盤から長文には改行がなされ、読みやすくなり助かります。 1ページあたりの文字数が少ないのは、読者さんへの見やすさを配慮してのことだと感じました。 主人公亜里沙の揺れ動く女心。 その内心を上手くつかい導くストーリー展開。 衝撃的な事故。 それでも全てを受け入れて前に進む亜里沙。 最後は全く予想できない結末でした。 まさに起承転結を上手く纏めてらっしゃる。 映画『八日目の蝉』も知っているだけに、私は運良くこの『明日、僕は旅に出ます。』を楽しめました。 いや、映画を観てなくてもシングルマザーの心の揺れ動きは注目すべき点で、且つ面白く、読む価値は十分にあります。 黒ヒダ沙耶香さん、執筆お疲れ様です。 ありがとうございました。
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