あーる

軽いノリのモテタイプ。慎重臆病で地味な真面目タイプ。真反対なふたりがゆっくりじんわり「好き」の気持ちを通わせる物語。 大ハプニングからの始まり。 その中、出入りの営業マンのぞみは、軽いノリでいきなり信幸=のぶちゃんを口説き始めます。命の危機さえあるのに、何故か落ち着いていて、この状況を楽しんでる感もある。でも、その軽さはのぶちゃんの不安を解かすため。一緒にピンチを乗り切るためもあるのかな。と思いました。 どこか猫っぽいのぶちゃん。慎重で臆病。ひとりを気にしない人見知りさん。ガツガツ来られるとピンと背筋が伸びちゃう。嫌な事をされれば、逆毛を立てて抵抗する。でも心許せばどこまでも可愛い顔を見せてくれる。 そんなのぶちゃんが自分と真反対な人と出会い、好きを知っていくお話…と思っていました。 でも、それだけではなくて…のぞみの愛情の深さ、時間のかけ方、のぶちゃんを理解してかゆいところをかいてあげる様子…読み終えると、のぞみの恋愛成就法のお話でもあるのかな。と思いました。 初めてのぶちゃんを見かけてから二年間。とっておきの宝物のように大事にみつめ続けていた。 そして、真反対かと思っていたけど、実は青春期ののぞみの性格に重なる所もあるのぶちゃん。だから、何が好きか。何が苦手か。何が嬉しいか。何が不安か。 全部わかってしまう。何となく先読みもできる。 青春期、愛情など不確かで信用ならないと知ってしまったのぞみ。 でも、ある日見かけたのぶちゃんの姿に、優しく幸せな子供時代の記憶が重なる…まっすぐに猫に向けられる優しさを自分にも向けて欲しい。微笑んで欲しい。のぶちゃんにとってのあの猫のような存在になりたいと思ったのかもしれない。 誰も知らない、のぶちゃんの表立たない優しさを見つけてしまったのぞみ。時間をかけてゆっくりと純粋に人を愛する気持ちを取り戻した。だから臆病なのぶちゃんにも、あんなにも優しくゆっくり寄り添えたのだな、と思います。そののぞみの想いがのぶちゃんにじんわり染み込んでいく様子がとてもあたたかく、ほんわりとした気持ちになりました。 まーるい輪っかのようにつながるお話。未来を想像する終わり方でなく、またふたりの物語の冒頭に戻る。なのに、無限にふたりの世界が広がっていくような素敵なエンディング。 ふたりの想いと幸せもエンドレスにループするといいなと思いました。
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あーるさん明けましておめでとうございます( ´ ▽ ` )ノ そして素敵なレビューをありがとうございました! 「まっすぐに猫に向けられる優しさを自分にも向けて欲しい。微笑んで欲しい。のぶちゃんにとってのあの猫のような存在になりたいと思ったのかもしれない。」 うんうん(´Д⊂ そうですよね。男女の愛情に確かなものなんて無い。それは本当のこと。誰もが辛い経験を繰り返して大人になっていく。でも早くに母親を亡くし、一番多感で純粋だった時に深く傷ついたことで、のぞみは自分でも気づかないうちに固く心を閉ざすことを学習してしまったのでしょうね。そんな警戒心の強いのぞみを、知らずに溶かしていったのぶちゃん
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たろまろさん おはようございます。 そして、お返事ありがとうございます! 感謝企画の急上昇具合がすごいですね。エブリスタトップページ開いたら急上昇ランキングに表紙画像がバンと出てきてびっくりしました! ぞくぞくとファン登録も。お星さまのカウントの上がり方も大きいし、勢いがとまりませんね!! そんな中、なんやかんやと落ち着かないことと思うので、お返事は気になさらないでくださいね(´∇`) うんうん。承知しましたw 王子様キャラの裏に闇ありですねww チャラいけどどこまでも優しくてのぶちゃん想いなのぞみは、たしかに王子様ですよね(*´∀`) 私すっかり惚れちゃってましたし(笑) でも、
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