津蔵坂あけび

はい。まずは、大変に良いものを読ませていただきました。 執事の手記として書かれており、立花の気品漂う人間性と、その物腰の柔らかさ、丁寧さ、誠実さが伝わってくるようでした。そして、だからこそ、さやかへの想いとの間で揺れ動く人間臭い葛藤も、さやかに対して冷たい態度をとってしまう嫉妬も、映えるように描かれておりました。 全体として、非常に舞台造形が丁寧だなと感じさせます。 区分としては、一人称で描かれた小説なので、何処まで描写を徹底するのかが難しいところなのですが、こちらの作品は非常にバランスが取れていると感じました。 アドバイスとしては、そうですね。 このような邸宅というのは、今では少し珍しく。古風なイメージを受けるのです。 格式高く、そして邸宅を訪ねたときは雪深く。 実は少しレトロな世界なのではないかなと思っております。 ですので、そういったものをにおわせる小道具があってもいいかもしれませんね。 そう思うと、少し小道具が少ないように思えました。 なにか執事のトレードマークになるような、身に着けているものだとか。そういうものが作品に奥行きを持たせます。自分語りをされる執事ですが、紅茶やコーヒーは嗜むのか。途中に出てきたルイボスティーもしっかりと、カップに注がれるシーンやら手元の描写があれば、語りではなく、動きのあるお話になったんじゃないかなと思います。 最後に、お星さま置いておきます。 ★★★★★
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あけびさん!とんでもなくためになるレビューをありがとうございます! 遅れたにもかかわらず、本当に感謝です(泣) 小道具や執事の所作...そうですね、確かにもっとあった方が物語に入り込めそうです!(((o(*゚▽゚*)o)))時間との闘い(泣)のせいか焦りもあって、そういった部分が特におざなりになってしまったのかも...。序盤のお屋敷の外観描写に比べて、室内や小物、動きの描写が乏しいですー(>_<) こういった一人称はあまりないかな?と思い挑戦してみましたが、書いてよかった。 締め切り過ぎちゃいましたが、レビュー参考に書き足したいです(泣) あけびさんとペアでよかったです! ありが
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