Satori

(応援) 自分はいったい何者なのか。存在にどれほどの価値があるのか。愛はどこにあるのか。 正解がひとつではない難しいテーマを、複数持った作品です。 胸に抱えた葛藤と、言い出せない怖さ。 互いにの話を聞きながら、相手に気づきを与え、また自分も気づかされてゆく、という中盤以降のストーリー展開からは目が離せなくなりました。 とても考えさせられたのは、大人目線からの愛情と、子供目線からの愛情の差異。 気づけたのは心を開くことができたから。また、そうすることができるようになったのもあの出会いがあったからなのだろうなと感じられるから、ラストの湊人のセリフが心に響きます。 切なさの中にたくさんの優しさが詰まった、大切なことを教えてくれる物語でした。
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Satoriさん、こんばんは。 コメントに加え、レビューまでありがとうございました。 青春ってなんだろうと思ってフェリーで旅する話を書こうと思い立ち、2人の若干不幸な主人公とともに私もフェリーに乗った気持ちで書いていました。 おっしゃる通り複雑なテーマが絡んでいて、ちゃんと書ききれたかというとまだまだ甘いところが沢山あるんだろうと思っています。 ラストの湊人のセリフは、書いているうちに私自信が、こういう出会いを奇跡だねと言ってしまっていいのかなと疑問に思って、一緒に悩んでみた結果、自分が未来を選んでいると思うことが、彼らが先に進むために必要なことなのではと思ったからなんです。 親世代の
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