俄然、タイトルのインパクトに引かれてご拝読させて頂きました! やはり、怨念というものは根深いですよね(汗) もしかしたら、亡くなった避難民の方々の怨念によって更に命を落とした犠牲者の方々の怨念もそこに滞留し、 相乗的に更なる怨念を生み出しているのかもしれませんよね。 負の連鎖とも言えます。 そう考えますと、怖さと共に一種の物悲しさも感じました。 この作品のベースは、もしかして実話なのでしょうか。 いつもながら、阿賀野さんのしっかりとした語り口にリアルさと臨場感を感じます。 大変怖く秀逸な作品をご拝読させて頂き、ありがとうございました!!
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 こんにちは。 「血の石段」にレビューをありがとうございました。  いつもいただいてばかりで、恐縮です。  さて、実話ですかとのご質問ですが・・・  実際に明暦3年に江戸において、大火災が発生しました。江戸の町の半分が焦土と化す惨事だったようです。避難民もいたと思います。下野の国(しもつけのくに、現在の栃木県)古寺の説明あたりからは、フィクションになっています。  もっとも、栃木県が伝承や民話の宝庫であることも事実です。そのあたりが元ネタですね(笑)。  今、読み返してみると、小説というよりは史実の羅列みたいで恥ずかしいです・・・・。  ところで話は変わりますが、拙作のエッセイ「ふ

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