藤島 紫

このお話の穴だらけの岩山は、 古墳時代後期の史跡、百穴がモデルだと教えていただいたので それに絡む感想とさせていただきました。 死による別れほど、悲しいものはありません。 深い悲しみは、あらゆる意欲を奪います。 作品の中では、その悲しみが死者の旅立ちを妨げてしまうと表現されています。 残していく方にとっても、別れは悲しいもののはずです。 悲しみで縛られてしまったら、より悲しく、辛い。 死別と言う悲しみを解放する事と 愛情を傾けていた時の思い出を大切にすることは違うのです。 古墳時代、 死者は死者の国で生前と同じように暮らすと考えられていたようで あの世での暮らしに困らないように、生前使っていたものとともに埋葬していたとのことです。 作中では、おなべやしゃもじなど、生活に関係するものが出て来ます。 魂は、みな、光となって、旅立っていきます。 そんな不思議な別れを体験した主人公は つり橋を渡って帰ってきます。 橋もまた、生と死を暗示させるものです。 優しい語り口調で とても丁寧に描いてくださっているので 子供にも、「別れ」を感じ取ることができるのではないかなと思いました。 親として、子供に読ませたいと思う、素敵な作品です。
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嶋籐さん、素敵なレビューありがとうございます(ノД`)・゜・。 私の小説よりもよっぽどいいレビューをまたもらってしまった!! 百穴、古代人のお墓なんですものね。あの独特の岩山は印象に強く残りますよね(*´ω`*) 小学生低学年向けに書いた童話なので、子どもに読ませたいとおっしゃっていただけて、とてもうれしいです(*^-^*) 通りゃんせの神社、気になります(>_<) 今は関西にいるので、また関東のほうに行ったら、探しに行きたいな(^_^)v 川越、いいとこですよね。観光地化が進んでそうですが(^^;)
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私の文章力が至らず、 レビューと言うよりも感想が とても長くなってしまったと反省していたので 喜んでいただけて安心いたしました。 子供に読ませたい、良作だと思います!! 夏休みの感想文とかにおすすめのお話ですよ~。 とうりゃんせの神社、関東にいらしたら是非に~。 童話の話題作りにはピッタリかと(≧∇≦) ちなみに、観光地化は……加速度的に進んでおります(^_^;) なので火曜を除く平日がおすすめです。土日はこみすぎるので……
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