藤白 圭

自分は、実はファンタジーが苦手です。 正直、ジャンルがファンタジーの時点でどうしようかと悩みました。 そして、読み始めて、登場人物達がみな、カタカナ名なのに対し、一瞬眩暈がしました。 そうです。 カタカナ名が中々覚えられないからです。 けれど、読み始めて…… この構成力。 テンポのよさ。 そして、出てくるキャラクターが全て際立っているというのに、各話、核となる人物のイラストがついているのと、その話が一話でくぎりがきちんとしているからこそ、そのキャラ達の個性が互いを潰し合わないし、しっかりと名前と雰囲気までもが脳内で再生されるお陰で、すんなりこの世界観と登場人物たちとが頭の中に入り込んできました。 堅い文章だからこそ、重厚感のある物語になっている為、ファンタジーというよりも、どこかの国の歴史を壮大なる物語にした、歴史フィクションを読んでいる感覚に陥りました。 けれど、この登場人物達の関係性の面白みは勿論のこと、「戦記」ものである以上、必ず出てくる戦闘シーンもとても読み応えがありました。 魔法使いもいない。 魔王も出てこない。 けれども、ここには「ファンタジー」としての面白さもちゃんとある。 ここから続く第二章、第三章も楽しみです。 じっくりと読まさせて頂きたいと思います。
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レビューありがとうございます!(T ^ T)嬉しいです 苦手なジャンルにも関わらずお読みくださったこと、感謝しかありません そして、ホラー作品の雄でいらっしゃる藤白さんに読んでいただけるのは、光栄の極みであります まさに仰る通りで、エレステス・サーガはファンタジーという名を借りた歴史フィクションです 読み手の方には、数多くの陣営を「神の座」から俯瞰して見ていただけるようなものを、と意図しました 藤白さんの慧眼、恐れ入りましたm(__)m 僕には文才も知識もありませんが、ただひたすらに 自分の書きたい好きなものを書く という感じで、なんとか連載を続けております( ̄◇ ̄;)

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