『武市くんと彼の氷の姫君』、完結いたしました。相変わらずコップの中の嵐といった風の話ですが、世界全体からしたらなかったのと変わらないちっぽけなことでも本人たちにとってだけは大嵐、といった話がどうしても書きたいので。主人公たちだけが感じてる動揺や幸せの片鱗でも親身に感じていただける方が一人でもいたらな、と思います。 基本自分が読みたいと思うものをひたすら書いて形にしているというのが本当のところなので、沢山の方に読んで頂けたらなあと思いつつもなかなか。人気が出るために工夫するとかもできないし、文体も変えられず、読みにくいと感じる方にはいつも申し訳ないなと思ってはいます。 だけど本人はこういうのが読みたい、と思うものをせっせと夢中で書いてるって状態なので。公開してさえいればもしかしたら自分と気の合うほんの少数の方の心にたまたま刺さる可能性もゼロじゃない。宣伝も何もしてないし自分がこういうものを書いてることは知り合いも誰一人知らないのにいつも誰かしらは読んでくれる、最後まで読みきって下さる方もささやかながら必ずいてくれる。そう思うとまた何か思いついたらここに書こう、と性懲りもなくむくむくとその気になってしまう、そういうサイクルにはまってしまっています。 最近なかなかまとまって集中する時間も取りづらいところもあって、ペースがダウンしてるなという気もしますが。もともとがあまりにハイペースだったのかもしれず、多少ゆっくりでも自分のペースで書きたいことをこれからも書いていく、かもしれません。いつまで続けられるかはわかりませんが、どなたかの暇潰しになれたら本当にありがたいです。お読みくださってどうもありがとうございました。

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