Mika

ウソツキチョコレート1 に引き続き、ヒロインの成長を感じることができ微笑ましく思いました。 幼い頃に受けた深い傷、長い間自分の体質に悩み、心ない人達からの言葉に傷つき、心を擦り減らしてきたヒロイン。ウソツキさんと出会ってからの小さな一歩ずつが、彼女にとっては勇気を振り絞って歩み進めていく、大きな出来事の連続だったのではないでしょうか。相手や自分を信じる事、前向きに考える事、自らの思いを言葉や行動で示す、それらが彼女がこれから生きていく上での自信につながればと思います。 恋愛的な要素では、私としてはウソツキさんはウソツキチョコレート 1 の方が魅力的でした。物語の中で何度も肯定される高校時代のキラキラした情熱的な思い出、元カノへの強い想い。それを超える(←大事)彼のネコに対する熱い想いが伝わってきませんでした。最終話での将来に関するセリフも、元カノにも感じていた事と同じなので希薄なものに聞こえてしまいました。 クールで優しいウソツキさんは読者からも人気ですが、もう少しみっともなく足掻く姿もありだったのでは?と思います。 番外編等で今後の二人の行方を知る事ができればとても嬉しいです。 最後までドキドキしながら読ませていただきました。ありがとうございました。
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