藤島 紫

きっと、このご夫婦は仲良く過ごしていらしたのだろうな…… そんなことを思って、思わず微笑んでしまうような温かなお話でした。 死んで、あの世への死者が迎えに来るたびに、 おばあさんは首を振ります。 残してきたおじいさんが心配だからと。 おじいさんを見守る視線はやさしく、 一人では何もできない人だからと、おじいさんのことを語るおばあさんは まるで惚気ているようにも見えます。 そんなおばあさんが どうして自分が先に死んだのか その理由は何なのか…… それは繰り返し繰り返し語られる、 おじいさんを想う言葉にヒントが隠れていました。 優しく、温かなお話です。
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素敵なレビューありがとうございます(*^▽^*)! そうなんです、おばあさんの心残り、おじいさんを想う気持ちを理解していただいて、すごく嬉しいです! 暖かなレビューをどうもありがとうございました!

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