西 東

終盤に雰囲気が変わる様は格好良さを感じました。 神秘的な女性の秘匿されたプライベートは、興味を持つ人達にとって噂でも話題になるもの。 閉鎖された部分と解放された部分をもつSNSに因って拡散され、やがて老若男女問わず熱狂させて行く様子が現実味が有るだけに、一種の不気味さもあります。 流行りに乗ろうとする心理や、誰よりも上手く真似る事で、自らを二匹目のドジョウに仕立て目立とうとする心理も有ったかも知れないと考えてしまいました。 けれど何より人を心酔させたのはカリスマ性なのでしょう。躍り狂う先に待ち構えていたものが、人々にとっての幸いだったのかそうではなかったかは判断し難いです。 用意周到、正にその言葉を味わえる物語です。
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>西 東さん お返事遅くなりまして、すみません。 お読みいただき、ありがとうございます。 SNSやインターネットの普及、そういう言葉が逆に珍しいほど、情報の流れが昨今はものすごいですね。 自分も知らぬうちに、大きなムーヴメントが起こっているのを後で気づくことも多くなり、そうした感覚が作品にも反映されていると想います。 たまにはその熱狂に乗りたくもあり、乗ったら怖い気もあり。 最後の展開に関して、格好良いと言っていただけて安心しました。がらっと変わる雰囲気が演出できて、よかったです(^^)
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子無狐さんへ 今日は。 コメント有り難うございます。 人それぞれのペースが有りますから遅い速いは気にしませんよ。 『転』の部分での変容ぶりはお見事と思います。 情報化社会と言われますが、フェイクニュースなどの性質悪いのも有りますし、情報量が多い為に返って解らなくなっていたりもしますね。
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