折梨 平

「笑顔の約束」を読みました。 離れて暮らす父親の死に、後悔の想いを抱く主人公。自分も母親の立場となり三十代となったいま、我が子をどう想っていたのか父親の心情を想像して、自責の念にかられている。 そんなある日の少しの帰省のひと晩を切り取り、叔母との会話で父親の尊い想いに気付く、心が穏やかに涙するようなヒューマンドラマです。 アルバムと写真を通して、両親の想いを受け継いだ主人公ですが、それを達成するには夫や子供、いわゆる家族の協力が必要になる訳で、とりわけ家族の血の繋がりから生まれた想いの受け継ぎを血の繋がりの無い夫に半分享受していくことになるあたり、胸にじーんと勝手に妄想をしていましたw アルバムを見せながら、主人公が家族に父親のことを話す食卓を思い浮かべて、あらためて家族って大切だよなー、なんて思った秋の読書。 素敵な小説、どうもありがとうございました。
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折梨くん、おはようございます(^ ^) レビューありがとうございます(*'ω'*) アルバムというお題を見た時から、アルバムって終わりがない――未来へと繋がっていくものだよなぁと思い、何となくストーリーは考えていて、でも結局、色々忙しくて、実際に筆を取ったのは、イベントの〆切ギリギリ(笑) その分もしかしたら濃縮して書けたのかなぁと、今思い返せば、そんな風に思います。 血の繋がりの無い夫に半分享受していく←そうですね(^ ^) 人間1人では笑顔になれない。だから笑顔にしてくれる相手も必要ですし、その笑顔を残してくれる人も必要。彼女にとって、その第1番になる人は夫でしょうし、
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