須羽ヴィオラ

 シリーズ連作ということですので、完結後にレビューしようとも 思いましたが、この回は特別な回なので、レビューさせて頂きます。  読みやすい文体です。  ハグの狡猾さ、恐ろしさがヒシヒシと伝わってくる文章です。  父の体を使ってハグを復活させてしまった、ヨウちゃんの苦悩。  回りの大人たちに理解されず、孤立していく二人。  二人の切ない心のうちが伝わってくる表現が秀逸です。  最後に、ハグを退治する事が出来ましたが、それは二人にとって……。  お互いを気遣うあまりに、別れを選択してしまう二人。  幼くて不器用な恋が上手く表現されています。  てか、不器用過ぎだろ、この二人……。  このあと二人がどうなるのか。  また、恋人同士に戻れるのか。  今後の展開から目が離せません。  ハッピーエンドになることを切に望むつつ、  作者様の益々のご活躍を期待しております。
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須羽さん、素敵なレビューありがとうございます!! 5巻は確かに特別な巻で、妖精さんの折り返し地点、小学生編の終わりです。 5巻から先はノンストップでラストまで書きました。 6巻はぐぐっと重たくなります。本当、不器用すぎでどこに行くのかわからない二人ですが、また見守っていただけましたらうれしいです。
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