未知春生

骨太な現代ファンタジーにどっぷり漬かりたい方、ぜひどうぞ。おすすめです! 主人公・六星玲子が、寿命幾ばくも無い病床の祖母(魔女)に頼まれた最後のお使い。 それが、森羅堂に幽薬をもらいにいくことだった――― 第一話では、玲子が幽薬を得るために四苦八苦するも、せっかく手に入れたそれを服薬する前に祖母は亡くなってしまいました。 本作、第二話では、一話であちこちにちりばめられた謎や伏線が段々と明らかになってきます。 魅力的な登場人物も次々現れ、「できそこないの魔女」であったはずの玲子の素質を眠らせておいてはくれません。更に面白くなってきました。 話はどんどん壮大になっていきますが、物語を通して「祖母の意志」「幽薬の秘密」「森羅堂の正体」「玲子と森羅堂の恋の行方」という命題がしっかりしていて、求心力があります。また、細やかな心理描写、風景が目に浮かぶような情景描写に加え、物語の基盤を形作っている圧倒的な知識量と、それを巧みに話に組み込む手腕はお見事です。 強いて言えば、タイトルに出ているのにカーラヴィナの登場が少なかったのが不満! カーラヴィナちゃん、ものすごく魅力的なキャラクターでした(*´▽`*) 気になる方は是非読んでみてくださいな。 続きも楽しみです。
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未知さま 【ヘブライ系魔女の孫娘】に続いて、【カリョウビンカの雛】にも素晴らしいレビューを書いていただきまして本当にありがとうございます! 自作への愛着はあれども自信などあるはずもなく、みなさまに応援していただける幸運が全ての原動力です。 未知さまのように、心を包み込む美しい小説をたくさん書いていらっしゃる方に褒めていただけるなんて幸せです。 大好きな作家さんが、『どんな作家でも第一稿はひどいものだ。それでも書くのが作家の性だ』とおっしゃってました。書く意味など分からずやみくもに綴る日々ではありますが未知さまからのレビューは宝物です。これからもきっと、書く勇気が出なくなったときに心を支えてくれ
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けいたん様、こんにちわ。私が書いた怪しいレビューにわざわざお返事いただきまして恐縮です。作品の良さをうまく伝えられているか甚だ疑問ですが(書かない方がマシだったかも)、現代ファンタジーの世界にどっぷり漬かり、諸々の面倒臭い現実を忘れて楽しませていただきました(笑) セイ帝国物語を読ませていただいて確信しましたが、どっぷり漬かれるだけの世界を構築される筆力とパワーと知識量は、けいたん様の素晴らしい持ち味だと思います。どうぞこのまま書き進めてくださいませ。続き、楽しみにしております。
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