青星明良

本エピソードは、ドジっ子店員の時花ちゃんが可愛い「時ほぐしシリーズ」の総まとめとなる物語です。 これまでにちりばめられてきた伏線が見事に回収され、店長の刻さんがある意味で自分の「過去」と決着をつけることになる、完結編にふさわしい内容となっております。 作品の説明で作者様が「物語の山場となる事件」を書いたと仰っている通り、今回の事件はお店の存続に関わる大事になってしまいます。 ブランド時計の違法コピー品を販売した疑いをかけられ、時ほぐし店がピンチ! 時花ちゃんはまたもや職を失ってしまうのか……!? 現実でも問題になっている違法コピー品にスポットを当てるのは、「時計店が物語の舞台であること」をちゃんと活かせているし、物語の山場としてふさわしい事件だと思います。また、謎解きパートでは、作者様のブランド時計に関する知識が大いに発揮されていて、思わず「なるほど! そういう罠だったのか!」と唸らされました。 完結編にふさわしく、最初から最後まで緊迫したドラマが楽しめます(合間、合間で時花ちゃんが転んだり、お茶をこぼしたりするけど!)。ぜひ、皆さんもご覧ください!!
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ありがとうございました。 ウェブ小説だとどこまでも日常が続いて行くパターンが多いため、当初はそういう構成にしたのですが、一つの物語として山場を用意して盛り上げないと「公募」には不向きだという主旨の選評をいただき、しまったなぁと舌打ちしながら書いたのがこの新生・第四幕になります(笑)。 旧第四幕は、第五幕として続けられるので、機会があれば再公開したいです。 ちなみに『研修期の終わり』という題名は、ちょうど目を通していた古典SF『幼年期の終わり』から拝借しました(^ ^)
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