ありす

今回の藤子ちゃんもまた妖しく美しい……! 今までは妖艶な雰囲気でしたが、西條八十の詩の効果でしょうか。無邪気な表情が逆に超越した存在感を際立たせていて、こんな夢想をしてしまいます。 月は、空を見上げて想いを飛ばす人間──すなわち、現実と幻の狭間に生きる人間たちの世界を表していて。 そんな世界に浸されて、紡ぎだされる金糸雀の唄とは── イノセンスな手毬唄が、一気に妖しい熱を帯びてきます。 ふっとこちらを向いた彼女の視線が、なにやら無限の世界にまで伸びているようで。 覗いてはいけない世界を垣間見てしまったような、そんな危うさ。甘美さ。 これぞまさに狩野宿六の世界観。 作品を十全に表現する素晴らしい一枚、今年も眼福でありました!
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(;´Д`)ありすさん、素敵なレビューを書いてくださり、逆に感動して読んでおりました……!ふむ……。 無邪気さの中に見え隠れする光と影を(紅天女ではないですが)表現したく、闇を塗りつぶしてみました。 ありがとうございます! <(_ _)>
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着物や帯や月に髪飾り……。 注目すべき点や賞賛すべき箇所はもう言わずもがなでしたので この作品と八十の詩のマリアージュを、心ゆくまで楽しんでみました(*´∇`*) 手の中の月が満ちれば 藤子ちゃんの手毬唄も完成と相なるのでしょうか(*´ω`*) 女郎花さんの育まれてきた金糸雀の唄声が聴けるのを いち読者として楽しみにしております☆
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