ユウジロウさん、読了しましたよ。 ボクしちが終わってしまうなんて…もっと長くしてくれよ…シーバル!(笑) では、折角なのでネタバレなしでギリギリに紹介形式で書きます。 主人公のボクこと碧が自らの正体を訝しみつつ送る日常を導入に、お父さんや五人のお母さんたちの正体が分かっていく激動の樹海での出来事を経て、最後は遂にその更に真の正体が分かる大戦に、と、大局的に纏めると大変壮大な物語。読み応え抜群です。「、、、、」と書くのはユウジロウさんのクセみたいだから禁則は置いといて(笑)、内容の多重的な深みと構成力の高さに、未読の方は是非酔いしれて下さい。感服します。 「主に」と云う口癖がキーワードと云うのは、薄々気になるものの(理由は終盤でお察し、勘のいい方はもう?)、それが指すものが一体?と思いきや、何と…そこまでして?!、と最終どんでん返しで読者はひっくり返りつつも感動します。タイトルの意味も分かります。是非息もつかせぬラストまでお楽しみに。 個人的には、時事ネタの盛り込み方が自分と似ている部分があり、そうきたか!と思わせられる引っ掛けが沢山散りばめてあるのが楽しいです。あと、流れるような映像的描写のアクションも小気味よく、そこらのバトル物より巧みです。痛快ですらある。 ユウジロウさんとも話した点ですが、章ごとに短い導入文が入ります。連続ドラマの冒頭にモノローグが被せられる感覚で心地好く読み進められ、また、キリの良いところで各章次にゆくので、各々のペースで読めますね。長編はちょっと…と云う方にこそ、少しずつ読んで欲しい。引き込まれますから、覚悟して臨みましょう! ネタバレをし出すとキリがないのでこの様な形でレビューさせて貰いました。 一つ、私信的に他作との繋がりのネタバレをすると、あの子がレディあれだと云うのは、僕的にはまだ明かされてませんが、もう冒頭からそうじゃないか?と云う匂いが漂ってるので意外ではなかったすね(笑)。あちらも楽しみに読みますね!皆さんも、どの作品とどの作品がリンクしてるか、探してください。 P.S.前にも言ったけどスピンオフ希望。後日談が入ったけど、僕はまだ物足りないです!本当に、ボクしち大ファンすぎて…(笑)。
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