エブリスタさんのyoutubeチャンネルをたまたま拝聴する機会があり。 石田衣良さん主催のノベリスタ大賞に選ばれていたのがきっかけで読みにきました。 主人公の年齢が小学生なので、児童文学としても読めるし、大人が読んでもおもしろい、そんな小説でした。 私が読んだ北沢さんの作品の多くは、男のコが個性的で生きているというのが印象に残っています。こちらの作品もまさにそうでした。 思春期に起こる家庭内のこと、おんなじ経験はしていなくとも、だれしもが経験する心の葛藤だったり。 そしてそれを大人の女性が男のコのワチャワチャを微笑ましく思い、自分も男のコだったらなと多くの女性が一度は感じたことのある男のコへの羨望を、多くは語らずとも伝わってくる感じがとってもよかったです。 そして、後半の種明かしの数々からのエンディング。読後感がとってもよかったです。胸にジンときました。 石田衣良さんも、公募でも通用するとおっしゃっていた選評通りのステキな作品でした。
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二条光さん、こんばんは。 「路地裏少年」の閲覧、レビューありがとうございます。 この作品では、自分が子供だった頃のことを描いてみました。 主人公の翔のように喘息で学校に行けなかったり、モンちゃんのようにBB弾を300個集めたら、宇宙人が逢いに来てくれるんだと思ったり(今考えるとヤバイ子供だなぁ…笑)、二人の少年には自分の要素が入っています。私は結局はUFOを呼べなかったので、モンちゃんの所にはやって来るように書きました。 子供の頃はマーク・トウェインやケストナーが好きだったので、少年に対する憧れのようなものがあって、少年を主人公に書くことが多いのかもしれません。 私自身も書き終えた時に満

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