ひつじさん、今晩は!このたびはイベントにご参加下さり、まことにありがとうこざいます。 拙いですが、早速ながらレビューさせていただきますね。 このテの小説は初めてだったのですが、ひつじさんの文章の技巧の深さというか、繊細な表現の数々が迫ってくるようでさすが!と驚かされました。 エロが含まれる小説を楽しむ方って、恐らく大きく分けて二つのパターンがあると思うのですよ。ひとつは、ストーリーも込みでエロスとロマンスを両方堪能したい方。もうひとつは、ストーリーは割りとどうでもよくて、とにかく感情移入できるエロスを求める方。いずれにせよ、いかに読み手が主人公の感じる痛みや快感を想像し、一緒にプレイに勤しんでいる気持ちになれるかどうか。これはかなり重要視されるものと考えられます。私はよく“一人称では主人公の外からみた描写が薄くなりがち”と指摘するのですが、ぶっちゃけエロ小説の場合は主人公の設定が薄くてもあまり問題はない印象です。外からみた主人公よりも、その心で感じた感情や快楽が重要視されるからですね。 この点、ひつじさんは本当に主人公の心理の表現が上手い。私は男性ではないので想像できる範囲には限りがありますが、それでも彼の快感の深さが追体験できそうな文章に非常に魅了されました。 すみません、長いので一度切ります!
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ただ、それでも惜しいなーと思ったところはいくつかあります。 この小説で一番重要なのは言うまでもなく“本番”を行うシーンなのですが。他の方が指摘されているように、やはり起伏は大事ですよね。 主人公と共に、読み手も高められていく感覚がもっと欲しい。例えば、最初に踏まれるところ。ガツンと一発目でもっとインパクトを出してもいいはず。彼が感じてるのは痛みと同じだけの快感と想像されるのですが、今の表現だと“なんか痛そうだ”くらいの印象なのですよ(特に女性の身からすると想像しにくい)。もっと生々しく文字数割いていっちゃってもいいのでは。 あと二ヶ所、大きく波をつけるとしたら「ビーズ挿入シーン」「絶頂シーン」

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