よよよ

本当に素敵で、本当に大好きな短編集! 容姿が綺麗な子がいて、容姿にコンプレックスがある子もいる。 自分の嗜好や感情に気付いて戸惑ったり、ふっきったり。 どのお話も、子供だけど半分大人の高校生の多感さがキラキラ眩しくて、その眩しさが時に切なくて時に懐かしくて…愛しくなる。 最終話が江崎先生だったのが、またいい。 彼等と同じ年齢をすっかり通り越している自分の、気持ちすっかり代弁してもらったかのような、そんな清々しさとほのかな哀愁に包まれました。 高校生目線の一人称は、たっぷり感情移入できてモチロン素晴らしい。 そして程よく作品に漂う“大人が書いた”空気感がたまらなく好きです。 本当に素敵な作品をありがとうございました!

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