『ジャンル応援大賞』作品! フィーネの旋律は誰のため?
高校のアンサンブル部、1年生花宮はるか。 フルートは素人だが、音に愛された少女。 彼女の奏でる音は、誰の心を揺さぶり、運命を変えていくのか? 読んでいる私も、音楽が描かれていく文章の中に心が放たれていくようでした。 まっすぐで欲のないはるかが、音楽の力だけではなく、彼女の強い意思で周囲を巻き込み変えていく姿はけなげで、気が付けば応援していました。 アンサンブル部の部員の複雑な思いも個性も丁寧に書かれ、取り残される人がいないので、ラストがとても爽やかです。 ほんの少し、失われたものが恋しく感じるのは。きっと秋月さんの描き出す音楽に、心奪われてしまったから……、ですね!
2件

この投稿に対するコメントはありません