三村 薔

空白のある語り手が、手紙を食べる
こういう奇想的なのは大好物です。 3ページ目から話が一転します。 もしかしたら主人公はヤギなのだろうか?そこへの言及がなく、語り手の姿に空白部分があることで奇想の味が出ています。ヤギ以外の何かとも想像できそうである。 手紙を食べるという、実際に出来るんだけどまずやる人のいない行為を、美味しそうな調理描写でリアリティを持って伝えているのが良いと思いました。
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感想、ありがとうございます。 面白いと言って頂いて嬉しかったです。 発想の大本は確かにあの歌なんですが、そこから練りに練ったので、主人公はまあ何でもいいか、と。 調理の工程を考えているのは楽しかったけど、そこの説得力を求めすぎてくどくなっていないか心配していたのですが、楽しんで頂けて良かったです。 ありがとうございました。
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