歌識 奏

光を
Nuno様、失礼いたします。 以下、申し訳ありません、ネタバレを含みます。  全体を通しても見ても、なかなか重いところに目を向けた作品だと感じました。「世の中、うまくできてる」、そうなのでしょう。  どのような社会であれ、回るものは回るし、回せるものは回せる。  そして、「しょうがない」という諦念。それを口にする十代の子供たち。壊れた道徳。  キッズショップの表現は、ただただ沈むような辛さと、痛みを感じますが、それも一つの現実であり、あるいは本当にありえる話なのかもしれません。少なくとも、そう思わせてくれる作品でした。  そしてそんな世界でも・・・  「この国に、光を灯してくれ!」  これが、この世界を生きる子供たちの本心であり、またNuno様の作品に対する答えなのではないかと感じます。見当違いでしたら、申し訳ありません。 お腹の奥に、どっしりと文字が詰まるような、とても良い作品でした。 ありがとうございます。      
1件・1件
閲覧と、もったいないお言葉をありがとうございます。 ちょっと話が飛びますが、商品の過剰包装なども「需要があるから」という理由で成り立ってるんですよね。「需要があるから供給がある」、これって怖い意味も含まれているなと感じます。 重いなあと思いつつも書いたこの作品の子どもたちに、どうか光が見えますようにと、願いを込めました。 とても丁寧に読んでくださり、嬉しいです。 ありがとうございます。
1件

/1ページ

1件