深みのあるバトル物でした
半妖の少年が否応なく強大な妖との戦いに巻き込まれていくバトル物の少年漫画的ストーリーでしたが、妖が人間無くしては存在できないという悲しくも儚い存在であり、只の勧善懲悪物ではないところが良かったです。 主人公の紙都君だけでなく、友人達も戦いを通して成長して行きましたが、中でも吉良君が一番成長した気がしますね。 彼は最初とてもおどおどしていましたし、みんなと違って戦うことができないので、余計に妖が怖かったと思うのですが、何度も勇気を出して仲間の危機に駆け付けていた辺り、実は彼が一番強い人なのかも知れません。 犬山君と飼い犬のエピソードもほろりときましたし、バトル以外のドラマパートもなかなか見応えがあったと思います。 ラストはちょっと切なかったですが、希望のあるラストで、この作品らしい終わり方だったのではないでしょうか。 目の前で男の子を殺された女の子が翌日学校を休みもせずに来て、知り合いのいないオカルト研を訪ねて来るのは無理があると思いましたし、国のフットワークも軽すぎじゃないかと思いましたが、総じて良かったと思います。 これからも執筆頑張って下さい。
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ありがとうございます! 吉良の成長を見ていただけたのはとても嬉しいですね。みんなが「戦える力」を獲得していくなかで、最後まで普通の人間として参戦していたのが彼だけなので、お気に入りのキャラの一人ですし頑張ってくれたな、と思います。 ご指摘の通り、描写や考察が足らずに強引な展開も多々あったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^) これからの執筆に活かします!
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