SF

白鳥の歌
声が枯れるまで歌い続けたけど、私の喉は理想の音色を奏でることはなかった。 海外に留学して失ったモノは山程ある。貯金にビザに住む家に、私の理想について行けなくなった家族に恋人に友達にーーー天使の歌声。 みんな私の歌は天使の歌と言う。僻みや妬みから酷い虐めを受けたわ。皆分かってないわね、私の理想とはほぼ遠い声なのに。でも私が歌いたいのはすべてを支配するような、悪魔的な美しさと強さを兼ね備えた歌なの。 そういえば、得たものは一つあったわ。 丘の悪魔の伝説。 海外らしい眉唾物の都市伝説。 けれどもそこへ足を運んだわ。 晴れ渡った空がとても綺麗で強く風が吹いている。悪魔に会えなくても、この崖からその風景に身を投じればすぐ天国に運んでもらえそうな気がする。 私は風に吹かれるまま、声が出なくなった口から歌を歌う。 『            』 振り返れば、美しい男がいた。お前は美しいと嗤い、この綺麗な青い空と緑をその男の纏う黒があっという間に塗りつぶす。 ああ、私は貴方に会いたかったの。 私は男の腕に身を委ねる。 何も要らない。天使の声も、他の人間も、私の魂も、私に寄り添う貴方さえもーーー何もかも地獄に持って行けばいい! ただ一つ、この風景を塗り替えた貴方のような、世界を変える歌が欲しいの。 貴方は、最期まで聴いていてね・・・。 ーーーーーー 躍動感溢れるSSに感激して投稿したもののNGワードに引っかかりまくり、おかしな文章を投稿してしまったので消してしまいました。すみません(´・ω・`) 少女の可憐さ、男性の魔性を秘めた美しさも素敵です(*´꒳`*) 突然失礼しました〜ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
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SFさん!素敵なショートストーリーをありがとうございます! 少女の絶望感と、唯一彼女の心を満たすものが恐ろしい悪魔だという切なさが、文章からひしひしと伝わってきました。 天使の歌声を持っていた彼女は声を失うまで自分の追い求めるものを探し、最後には何もかも失い、音にならない『  』で悪魔を呼び寄せてしまったのだろうか? 何が彼女をそうさせたのか背景まで想像したくなるような物語です。 ―――――――――――――― NGワード?えーせっかく書いていただいたのに残念です。 NGワード判定ってどんな基準で判別してるんやろ(-_-;) そんな中、再度トライしていただきありがとうございます! 本当にめち
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喜んでいただけて嬉しいです(*´Д`*) 少女の動機までは考えてませぬww 思いつきで書いたので_(┐「ε:)_ NGワードの基準がホンマ分かりません・・・。せめてどれかわかるようにしてくれい! というか熱?!大丈夫ですか? お大事になさってください( ´_ゝ`)
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