ゆうき

期待の作品
世界観や設定、情景描写は丁寧に描かれているので、長編作品初挑戦?の作者である事を抜きにしても素晴らしいと思います。 ただキャラクターの心理や言動について気になる点が二つあります。 一つ目は、主人公ソフィアが人生の中でほぼ物置小屋でしか生活しておらず、周囲の人間から虐げられていた事を考えると、もう少し異世界での日常への溶け込み方がゆっくりでも良かったのではないかと思います。 具体的には言葉を話せる点や、通貨や人の営み、社会の仕組み全体に対しての理解が早過ぎるような気がしました(例え一人でひたすら書物を読み漁っていたとしても、対人教育無しで読み書きや会話が出来るのはかなり謎です)。 ただ小説において言葉を話せないキャラクターを扱う難しさは想像に難くないので、素人の意見で恐縮ですが、ある程度物心がつき、成長してからハーフだと周囲に気付かれ、虐待され始めた等の設定でも良かったと思います。 二つ目はシンの行動原理と絡み。 こちらはこれからのストーリー次第ではありますが、シンの心理描写は既にされているので、『実は執着の理由は…だった!』的な展開が来るとはあまり思えない事を前提に考えると、かなりあの執着は異常に見えます。 それに既視感のあるソフィアとの絡みが多過ぎる気がします。 個人的に小説はキャラクターや世界観に思いを馳せながら楽しむ物だと思っているので、説教じみて申し訳ありませんが『キャラクターの言動全てが自然』である事が最も大切だと思っています。 描写は丁寧ですし、更新されたら楽しみに読ませて頂きますが、少し気になる点をご指摘させて頂きました。
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ゆうき様 まずは、お読み頂き本当にありがとうございます! そしてご感想、とても嬉しいです。丁寧にお読み頂いた事が伝わってきて、作者冥利に尽きます。 さて、ご指摘頂きました2点。 まずはソフィア。仰る通り、進行優先してしまったきらいがあると思います。本来であれば、もっと他人に拒絶反応があったり、愛着障害があったりしてもおかしくは無いのですが、そこに重きを置くと物語の進行が滞り、流れが悪くなると判断したため、「自分の事を軽んじる」とする事で悪意に対して無頓着にする事にしました。 ソフィアが言葉を話せる事、文字を読み書き出来る事や、最低限の知識を持っている事については、後々の伏線(物語上でも疑問に
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お返事ありがとうございます。 作者様の書き手としてのご意見もごもっともであり、まだ未完成の執筆中である作品である事を踏まえると、かなり差し出がましい事を言ったと今は思います。 私一人の意見が正しいとは全く思っていないので参考程度に留めて頂きたいのですが、少しフォローを入れさせて頂きますと、私は展開のテンポという物がどんなにゆっくりでも気にならない質でして、全編読破するのに100時間超必要な作品でも平気で読めます(勿論意味のない、既視感のある絡みの繰り返しは耐えられませんが)。 少し話は変わりますが、エブリスタで上位を取る作品が全て素晴らしい作品であるかというとそうではなくて、一言で言えば『薄
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