おれっち

ネタバレしますのでご注意
半分に凝縮されたのがわからないほど、エッセンスが抽出されている事に感服しました。 おそらく、この作品の舞台は古き良き日本のどこかの集落ではないでしょうか? そのような舞台設定で純粋な少年と文学青年との心の交流を疑似体験できる作品ですね。 産まれてこのかた純粋な少年の心を持ち合わせた事のない私も一瞬だけ純粋さを取り戻した気がしました(錯覚でなければw)。 最後に少年に届く本に本名でもペンネームでもなく少年と交流した当時のあだ名である大学よりとされている所も秀逸でして、色々な解釈が出来ると思われます。 私は件の事件で追い詰められて周りの人間全員が敵に見えた時に一人だけ違う瞳で自分を観てくれた少年に対してタイムスリップして当時の大学さんとしてお礼が言いたかったのではないかと愚考いたしました。
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身に余るコメント有難うございます。お宮さん。大学さん。達磨の絵。物語のモチーフは朧気な幼少の記憶の断片です。骨董品のような記憶が物語になるかな、どうかなと思っていましたが嬉しいです。改めて有難うございましたm(__)m
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