進藤ニカ

青春時代の酸いも甘いも
アリスの憂鬱。ちょっと斜に構えた年頃の主人公・アリスが、複雑な出自ゆえの家族とのぎくしゃくしがちな生活を送りながら、友情や恋愛の綺麗事だけではない現実と向き合う物語です。人生の目標もあやふやなままだった彼女は、苦しみのなかで常にもがき、やがて自分だけの道を見つけて前向きに成長していきます。読んで胸が苦しくなったあなたは、やがて自分もアリスであることに気付くでしょう。 アリスのように迷って、惑わされ、現実にもどってゆく。それは怖いことではない、と思えるはずです。
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作中でもアリスの比喩がありましたが、「夢に迷う」と「嘘に翻弄される」ことのメタファーではないかと深読みしてました

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