ちりな

ヒリヒリと共感しました。
優花の気持ちがヒリヒリと共感できて、泣けました。母としての責任。社会的責任。自分勝手なイクメンの振りする夫への思い。真面目な優花が1人頑張る姿。そこに差し伸べられた蜘蛛の糸のような功太の優しさ。 優花の気持ちに共感し、彼女の幸せを願わずにはいられませんでした。優花の人生はたくさんの働く母のあるいは女性のもう一つの人生であるように思います。功太の定年後の入籍…と言う型。恋愛も身体のスキンシップも若い人の物だけじゃ無い事。「その時」に優花を救ってくれたひとつの大切な想い。 優花がその想いだけで全てを捨てて生きて行く姿。 功太のどこまでも誠実な姿。 それを桜倉さんの 圧倒的な文章力で表わされて、強く共感してしまいました。読むたびに泣けて、自分の職場や家庭や家族の様々なシーンと重なったり。パートナーとの関係は共感・思いやりが本当に大切だなぁ…と思ったり。 毎日読んでは様々なこと考えます。大切な事・信じる事などなど。 桜倉さんの小説の深さが私の心の栄養になっています。 素晴らしい文章をありがとうございました。
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読み手によって、様々な受け止めができるテーマの作品ではないかと思います。 その受け止め方の1つが、ちりなさんの感想だと感じました。 正当解のないテーマの中、深く刺さる、琴線に触れるものをお届けできたことが、私も嬉しいです。 これからも、悲しくも優しい物語としてちりなさんの心に届きますように。 素敵な感想下さり、本当にありがとうございました。

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