☆まるで物語の登場人物の一人であるかのような気分になる作品☆
【この作品の凄いと思うところ、好きなところ】 冒頭から錯覚を起こす作品。 読み手はあたかも呼び出されて会いに行ったかのような気分になり、主人公との会話を楽しむことになる。 主人公が一方的に話しているのにも関わらず、相槌が相手に伝わってでもいるかのように感じてしまい、いつしか物語の登場人物に。 感じ方に個人差はあるかもしれないが、お洒落なカフェテラスにでもいるような気分になれる。 彼女の話は、その手の指にはめられている指輪にまつわる最近の出来事である。一人になってしまった経緯であるが、とても不思議な出来事であるにも関わらず、信じてしまいそうになるのは彼女のお喋りが上手いからだけではなく、彼女自身が『不思議』なんだという気持ちをもって話しているからである。 彼女は”自分でも信じがたいのだけれど、嘘は無くこんな体験をしたんだけどさ”と信じてもらおうとするわけでもなく騙そうとするわけでもなくとてもナチュラルに話をしてるからである。 あなたも不思議体験をしに彼女の友人気分を味わってみませんか? おススメの作品です。 是非、お手に取って読まれてみてはいかがでしょうか?

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