丸麿呂

美しく切ない
 月丸や世界感はもちろん、和歌や日本語の美しさも堪能させていただきました。  ネタバレは避けますが、とにかく序盤からラストまで切ない!  幻のような父親の愛情を求める子供時代も、順慶と出会ってからも、そしてラストまで。  もう切なすぎて読み終えてからしばらくは腑抜けたようにボンヤリしてしまいました。  そんなこんなで、今は不思議の国の乱ちゃんに癒やされてます(笑)  素敵な作品をありがとうございました。  余談ですが、本能寺という歴史的な大舞台で「心中」した信長と蘭丸は、悲劇といえば悲劇なんですが、本人的には納得できる最期だったのかもと思いました。
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素敵なレビューをありがとうございます。書いてる時には登場人物達のセリフに寧ろ支配され当初決めていた流れと違う流れになってしまったりしてこれで良いのかと思ったりしましたが、自分でも読み返してみて何とか纏まったかなと、ホッとしました。拙い文章に涙して頂き感謝しかありません。 史実とか歴史と言っても小説である以上、所詮虚構ではありますが、本能寺後に生き残った異聞に登場する数々の武将達のその後を知るにつけても、戦国時代に幸せな人間は一人もいない、だから一瞬でも幸せと感じられる事、死に場所、死ぬ時が大事なんだと思います。蘭丸はあそこで死んで良かったのかもと思います。 小牧長久手のシーンで、秀吉の甥の秀次

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